- 2022年11月4日
さかしまのジゼル
<第12回>
第2部 VI 交渉決裂
さかしまのジゼル <第12回> 第2部 VI 交渉決裂 かげはら史帆 「よく隠し通せましたね。記者どもはマドモアゼル・グリジの秘密に最後まで気づかなかった」 感嘆と呆れの入り混じったメートル・ド・バレエの声に、旅装のジュールは勝利の笑 […]
さかしまのジゼル <第12回> 第2部 VI 交渉決裂 かげはら史帆 「よく隠し通せましたね。記者どもはマドモアゼル・グリジの秘密に最後まで気づかなかった」 感嘆と呆れの入り混じったメートル・ド・バレエの声に、旅装のジュールは勝利の笑 […]
坂入健司郎×大阪交響楽団 ブラームス交響曲全曲演奏 第1回演奏会を振り返る text by 八木宏之 cover photo by 樋川智昭 プロのオーケストラとブラームスを演奏するということ 2022年春の発表以来、FREUDEが特集し続けてきた箕 […]
東野珠実 星筐抄 〜甦る古の響き〜 正倉院復元楽器に現代の息吹を text by 柿沼敏江 illustration by 伊藤光咲子 復元された正倉院の楽器を用いたコンサート『東野珠実 星筐抄(ほしがたみしょう)〜甦る古の響き〜』を聴いた(10月2 […]
ピアニスト矢沢朋子が追求する エレクトロ・アコースティック・カルテットの可能性 text by 原典子 矢沢朋子は、クラシックの「現代音楽」と「今」をコネクトしてきたピアニスト。フランス留学中にオリヴィエ・メシアン夫人のイヴォンヌ・ロリオや、現代音楽 […]
さかしまのジゼル <第11回> 第2部 V 男のシルフィード かげはら史帆 「俺が、振付を……?」 ジュールの口から、情けないほどにかすれた声が出る。目の前では、ウィーン・ケルントナートーア劇場の芸術監督カルロ・バロッキーノが、丸く赤 […]
さかしまのジゼル <第10回> 第2部 IV “踊るグリジ” かげはら史帆 泣くだろうな──。 そう思ったら、やっぱり泣いていた。 小さな頭に不釣り合いなほど大きな濃黄色のリボンが、力なく耳の下まで垂れ下がっている。 […]
横浜みなとみらいホール リニューアルオープン ときめく音楽を海の見えるホールから text by 八木宏之 cover photo ©平舘 平 1年10ヶ月の大規模改修を終えて 横浜みなとみらいホールが開館したのは、横浜ベイスターズが38年ぶりの日本 […]
さかしまのジゼル <第9回> 第2部 III 新しい契約 かげはら史帆 「この子を、パリ・オペラ座に……」 穏やかな波音が寄せる長テーブルを前に、勝機をつかんだジュールは泰然とうなずいた。 「わが家は歌手一族ですの」「イタリア・オペラ […]
アレクサンドラ・ドヴガン 日本デビュー 新たな伝説の始まり text by 八木宏之 cover photo by Irina Schymchak 巨匠ソコロフをも唸らせる早熟の天才 クラシック音楽の世界には、10代前半から世界的な注目を集める早熟の […]
ミューザ川崎のパイプオルガン企画 《あした》という言葉から紡がれる三者三様の未来 text by 原典子 ミューザ川崎シンフォニーホールのパイプオルガンを軸に、異ジャンルとのコラボレーションなど、オルガンの多彩な魅力を引き出す意欲的な試みを展開してき […]
広上淳一 オーケストラ・アンサンブル金沢 アーティステック・リーダー就任インタビュー 街の誇りとなるオーケストラを目指して text by 八木宏之 写真提供:オーケストラ・アンサンブル金沢 日本初のプロの室内オーケストラ 広上淳一がオーケストラ・ア […]
<Review> 『古楽の終焉 HIP〈歴史的知識にもとづく演奏〉とはなにか』 『古楽の終焉 HIP〈歴史的知識にもとづく演奏〉とはなにか』 ブルース・ヘインズ 著 大竹尚之 訳 アルテスパブリッシング 2022年 原書:The End of Ear […]