Statement

「今」と同期する音楽メディア

何世紀も昔から楽譜に書き遺されてきた音に、命を吹き込むクラシック音楽。
そうして生まれた音楽は、決して過去の遺物ではありません。
なぜなら、私たちと同じ時代を生きる音楽家が演奏しているから。
そう、クラシック音楽は生きているのです。

一方で、今この瞬間にもクラシック音楽は生まれています。
時代の空気をリアルタイムで反映するコンテンポラリー・ミュージック。
いまやジャンルの境界は曖昧になり、あらゆる音楽が溶け合って、新たな潮流が生まれています。

言葉だけでは表現することのできない感覚を、表現者と受け手で共有するのが、アートの楽しみのひとつ。
ときにその感覚は今を超えて、未来への予感をもはらんでいるでしょう。

ベートーヴェンの第九にも登場する「FREUDE(歓喜)」という言葉。
現在はまだ、はるか彼方に見える一点の光かもしれません。
けれど、いつか来たるべき祝祭への予感を胸に、さまざまな分野のアートと共振しながら、今に息づく音楽の鼓動をお伝えしていきたい。

そんな思いで、私たちはWebメディアを立ち上げました。

2021年4月 FREUDE 編集部

FREUDE3周年を迎えて

2021年4月に立ち上げたFREUDEは、この4月で3周年を迎えることができました。ここまで続けてこられたのも、ひとえに皆さまの応援のおかげです。本当にありがとうございました。

音楽とメディアをめぐる状況は日々刻々と変化のときを迎えていますが、これからも一つひとつの記事を誠実にお届けしていきたいと思っています。

FREUDEはすべての記事を無料公開、バナー広告も入れておらず、運営母体もありません。収入源はクライアントからいただくPR記事の制作費のみで、そこから執筆者への原稿料など運営費用を捻出しています。

今後、より自発的な記事を多く制作し、執筆者に適切な原稿料をお支払いし、若い書き手の活躍の場を広げるために、読者の皆さまにお力添えをいただけないでしょうか。

いただきましたご寄付は全額、FREUDEが進めております「執筆者応援プロジェクト」のために使わせていただきます。

ご賛同いただける方は、下記リンクよりご寄付いただけましたら幸いです。
これからも、FREUDEをよろしくお願い申し上げます。

2024年4月 FREUDE編集部